今回お預かりしている個体は、色々な素子が劣化していることが分かりました。一応、動いているので半導体に関してはAF段を除いて交換の必要はないと考えますが、素子交換に及んだ場合の部品調達をシミュレーションしてみました。

 RJX-601で使用している主な半導体は以下の通りです。また、代替互換型番を右側に記しています。トランジスタの多くは代替部品による調達が可能ですが、一部のFET・バリキャップなどは極めて調達が困難であることが判明しています。特に2SK37とRVDSC-15に関しては、代替も含め国内調達が困難になっております。2SK37は国内取扱代理店では在庫分薄状態にあり、デッドストックになった時点で調達不可能になると考えられます。RVDSC-15についてはFM変調器用のバリキャップのニーズが無くなったためか、代替品の国内調達が不可能。回路がチップ化されディスクリートで変調回路を組む必要がなくなったためでしょう。1S2094、MA345、1S352などの「定番」バリキャップもディスコンになって久しい状況ですから、RVDSC-15をリプレイスできません。海外のデバイス・サイトでNTE614というバリスタを見つけました。どうやら互換指定となっているようです。今のところ、FM変調器の修理を受けたことがないのですが、ブログ記事に「バリキャップ」交換などという書込を見つけることができます。2sK37はBCLラジオにも使われていたFET AMPですので、もう少し流通していてもよさそうなものですが。

RJX-601で使用される主な半導体

  • RVDSC-15  > NTE614
  • OA-90   > 1N60
  • 2SC1226A  > 2SC1173 、2SC1368 、2SC1014
  • 2SC1359  >2SC380
  • 2SC922  >2SC668 、2SC390、2SC535 、2SC1047 、2SC763
  • 2SC829  >2SC380
  • 2SC828  > 1815Y、1815GR
  • 2SK37  代替不明
  • 2SC696  >2SC680
  • 2SC1306  >2SC1678 、2SC1528
  • 2SC945  >2SC1815Y

2SK37、NTE614を各数個ずつオーダー

 以上のような状況ですので、取り敢えず、調達可能なウチにストックしておくことにしました。とは言っても、限られた資源を無駄にするわけにはいきませんので、極少量ですがイザという時に備えておくことにします。その他の石は代替品をストックしています。リレーやVR類は分解清掃くらいしか思いつきません。ドナー個体もこの辺りは劣化が激しいため、応急処置を除いてそのまま移植というのは難しそう。RJX-601ユーザーは早めのレストアが必要かもしれませんね。

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