Facebookでお世話になっている木村OM(JH7CSU)から、数十台規模で無線機を処分される3エリアのOMの話を伺い、リストに在った往年の名機アイコムIC-202Aの引取に挙手させて頂いたところ、ご縁があったようで当局の手元にやってきました。 開局当時の1978年頃、兄弟機種のIC-502を借りてきて移動運用した頃を懐かしく思い出しました。縦置きの変わったデザインでしたが、当時はコレがハンディ機というカテゴリーであったと記憶しています。
当時は高層ビルも無く「三田の山」と称していた場所からは秩父の移動局とも59でQSOできたものです。IC-502、IC-202、IC-302と、50MHzから430MHzまでラインナップされ、当時のアマチュア無線ブームを支えた無線史に名を残す名機の一つです。小生も状態の良い個体があれば3機種揃えたいと常々思っております。因みに、今回お譲り頂いたIC-202Aは、シリーズの後期バージョンでEMEを意識したUSB/LSB切替などが追加装備された2m専用機。

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2SC1947 のベースRF電圧

 残念なことに、オリジナルのロッド・アンテナが欠品、特殊形状のコネクターゆえ市販のホイップを取り付けることもできません。リアパネルのM型コネクターを利用する以外に方法はなさそうです。また、電源端子も珍しい形状のコネクターを使用していて入手困難。偶々あった24VのACアダプターが同じ形状のコネクターだったので、ケーブルごと切断して電源ケーブルとすることにしました。受信は出来ているようですが、送信出力が上がりません。144MHzで発信していることは確認、CWトーンも出ています。オシロを充ててみると、ファイナル(2SC1947)のベース(RF)で500mVほどあります。ところがコレクタ側では半分以下です。

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コレクタ側のRF電圧は半分以下

 ドライバ段までは動作しているようです。。。ファイナルを外して絶縁状態をチェックすることに。フロントパネルのツマミ類を外し、メインVRを固定しているネジに細クチのラジオペンチを引っ掛けて取り外します。
ショルダーベルト・ホルダーを外し、底板側のゴムパッチを剥がすとネジが現れるので、これも外します。スピーカーを外して、ネジ留めされたブロックコンデンサーのアース側をシールド板から外します。シールド板を外すとファイナルが固定されている基板の裏面が現れます。

フロントパネル外して、メイン基板裏側へアクセス

フロントパネル外して、メイン基板裏側へアクセス

 ここで問題発生・・・。シールド板を固定しているネジが一つ、山が崩れていてビクともしません。これには完全にお手上げです。少々乱暴ですが、シールド板を強引に捲り上げて基板を露出させました。どうもファイナル交換に挑戦した痕跡があります。なんとかファイナルを取り外して絶縁確認したところ想像通りの結果に。ネットで検索したところ、運良く取り扱っている業者に辿り着きました。取り敢えず、今日はココまで・・。因みに、お譲り頂いたOMは、ここ数年で数十台(?)の無線機をコレクションされたとのことで、気付けば収拾が付かなくなってしまったそうで、一気に整理することにしたそうです。修理完了の暁には、何かでお返ししなければ・・・。

 

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