前回作った6mのダイポールアンテナの先端に吸盤を取付て、窓ガラスの内側に貼り付け使えるようにしました。
給電部は1:1のバランを100円均一のタッパーに仕込んだだけの粗末なものです。
 超軽量をワイヤーをエレメントに使用し、碍子も樹脂製なので、吸盤で窓ガラスに取り付けても落ちません。
宿泊先のホテルで窓ガラスに貼って簡単にQRVできればと思い作った次第です。

窓の内側にダイポールを貼りつけた

 ホームセンターなどにある、強力吸盤の小さいタイプを2つ用意して、エレメント端から碍子を介して10cm程度話したところに取り付けます。碍子と吸盤は紐など適当なもので結びます。窓ガラスの幅が3mに充たない場合は、V字に取り付けても構いません。多少、インピーダンスが落ちますが、ダイポールは元々75Ωが適正インピーダンスなのでSWR的には好都合です。
また、支柱など障害物を跨ぐ必要がある場合は、給電点をその場所にします。エレメントが窓ガラスに接していれば問題ありません。

 

 

KX3とFT-817でテスト

エレメント端を吸盤でガラスに固定

 平日の13時頃、自宅マンションの5階リビングでの窓ガラスにアンテナを取り付けました。取付に要した時間は約1分です。我が家のリビングには幅1.4m、高さ2.5mの二重強化ガラスが横一列に6枚取り付けられています。
 それぞれのガラスの間に、幅4cm、奥行15cmのアルミ製支柱が通っています。給電点が支柱の中心に来る位置にアンテナを固定します。写真のように、軽いV字型に取り付けることができました。
FT-817と付属ラバーホイップ(6m用アタッチ取付)で窓際で受信してみましたところ、SSBで数局の電波を確認しましたが、交信内容までは聞き取れません。
続いて、窓ガラスに貼り付けたダイポールに切り替えます。
ラバーホップでは微かにしか聞こえなかった電波が強力に飛び込んできました。なんと8エリアの局です。
ダイヤルを回してみると、先程まで全く聞こえなかった局が幾つも飛び込んできます。

 FMモードで電波を出してみたところ、SWRは50.200MHz付近でメモリ1つ振れているだけです。調べた結果、50.400辺りが同調点のようでSWR計の表示が点灯しなくなります。ここでKX3に切り替えてみました。KX3のSWR表示では、50.450付近で最良の値(1.1)を示しています。内蔵のATUを使うと1.0に調整可能。52MHzでも試しましたが、素の状態SWR=1.4程度です。これなら6m全域をカバーしてくれそう。半波長ダイポールなので特性自体がブロードです。

 SSBでCQを出している8エリアの局を呼んでみることに。先方は55で飛び込んできています。こちらは電池運用なので1wに設定。何と53のリポートが返ってきました。マンションの5階でしかも部屋の中です。これにはビックリ・・・。

 このダイポール、イケそうな予感です!!

番外編

 KX3の内蔵ATUで面白い実験をやってみました。果たして「このアンテナで6m以外のバンドに出られるか?」という実験です。アンテナアナライザーで測定したところ、7MHz〜28MHzで SWR = 3  付近を示しています。
KX3の内蔵ATUで各バンドとも難なく SWR = 1.0に落とすことができます。これは強引に無線機で整合をとっているだけですが、QRPで送信する分にはコモンモードは無視できます。バランに使用したトロイダルコアはFT-240-#43なので、特性的にはHF〜50MHzで使えます。1:1のバランはアイソレーターを兼ねているので、SWRが低めに出るのは頷けます。果たして実際には飛ぶのでしょうか?
コンディションの良いときに試してみます。

 

 

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