そろそろネタ切れになってもよさそうなRJX-601ですが、またジャンクを落札してしまいました。実は欲しかったのは本体ではなく、付属のオリジナル取扱説明書。過去11台を落札しましたが、オリジナルの取説が付いてきたのは初めて。

2014-04-20 17.15.34

傷だらけのケース 部品欠損箇所多数

 こちらは保存状態もよく汚れも少ない上物です。先日、オリジナルの箱と革製のリグ・ケース、バンドは手に入れたので、これでようやく1セット出来上がったコトになります。(笑)ここまで来ると完全に病気でしょう。と言うよりも、601の魅力にとりつかれている???

目あてはコレ!

お目あてはコレ!

 本体の状態は、正直なところEランクです。何故なら改造箇所が多く、極めつけは写真の「受信ブースター」。これを取り付けるために電池ホルダーを撤去しています。更に調整もメチャクチャ。テクニカル・ガイドも付いていたので「トラッキング程度はやってあるだろう」と思いきや、局発、IF、RF全てが規定範囲外にズレていました。(CALは51MHz化されている)

 送信系はFMは出るものの、AMが全く変調しません。外装も左右のショルダー金具やネジが欠損していたり、マジックで傷隠してあったりと、当局の価値観的には完全に「アウト」な個体。しかし、逆にこうだからヤリガイがあるとも言えますね。

こんな所に受信アンプ! 撤去、撤去!!

こんな所に受信アンプ! 撤去、撤去!!

 早速、本体から表裏のカバーを外し、蓋に付いているスピーカーも外します。
そのまま塗装ブースへ。アクリル系塗料で全塗装。完全に傷を塗りつぶしました。こちらはそのまま乾燥放置。

 本体はご覧のような有り様ですので、受信アンプを撤去。ここで気になったのは、前のユーザーが受信アンプを入れた理由。もしかすると、本体だけでは著しく感度が低いために止む無く装着したのかもしれません。受信アンプが入っていた箇所をバイパスさせて受信してみました。確かに感度が低い気もします。しかし、これって受信部のトラッキング・ズレでは???

タンタル0.47μFをMUSE電解1μFに交換

AF周りのカプリングCをMUSE電解1μFに交換

 L1のコアを軽く回したところ、すーっと電波が浮かび上がってきます。やはり思っていた通りのようです。ついでに、当局オリジナルのアップグレード・メニューを施工することに。

 AF部のカップリングコンデンサーをニチコン FGグレードに換装。FMナロー化のためにR80を68KΩに変更。基板上の半田の劣化を認めたので、VFO裏のシールド板を外してチェック。怪しい箇所を全て半田処理してゆきます。

 AMが送信できなかったので原因究明。
「キャリアは出るけど変調が乗らない・・・・」RJX-601はAF回路を送受信で兼用しているため、受信ができて、FMが送信できて、AMが送信できないとなると、疑わしきところは2箇所のみ。一つはコレクタ変調回路上の線路の異常。もう一つはAM/FM切替SWの後ろからAM変調回路に至る線路の異常。

再半田処理の為シールド板取り外し

再半田処理の為シールド板取り外し

 前者は変調トランスとスピーカー駆動トランスが一緒なので、トランス自体が大丈夫なら受信音が聞こえている限り正常のはず。トランスからファイナル/ドライバーのコレクタ間の線路確認になります。確認したところ問題は見つかりませんでした。仮にトランスが断線しているなら、前段、終段に電流が流れないのでキャリが出なくなるはず。

 こうなると後者以外に原因が思いつかず、出力スイッチから変調器までの回路を確認しながら、基板の半田を溶かしなおしました。ついでにコンデンサーも交換。すると、とてもきれいなAM変調が出てきました。 (次のページに続く

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