またまたRJX-601ネタで恐縮です。昨夜、仕事から戻り何となく半田ゴテを握りたい気分に・・・w
先日、AF回路のコンデンサーとトランジスタを交換した4号機でリニアを押してみたくなりました。 HL-66Vの定格だとSSB/FMで50wです。一石のリニアは性能に余裕がないので、AMだと10~20w程度が限界。RJX-601のHiモード3wで押すと、キャリアで50w出てしまい、この状態ではAMは使えません。Lowモードの1wでも25w以上出てしまうので変調が潰れます。そこで、Lowモードを減力してリニアを押すことにしました。どうせ弄るなら、色々やってしまえということで2時間掛けて大手術を決行。

改造コンセプト

  • RJX-601は何台も所有しており当該4号機は(半)固定機として6mAM運用専用に充当。
  • エキサイタ化を前提にMiniモードを0.5w程度まで減力。
  • マイクミキサー、外部イコライザー等に接続することを考慮したAF回路のHiFi化。
  • スタンバイ・ピー回路の実装。
  • 単3仕様に変更。
  • CALの51MHz化
変調トランスの隣にある1000μFチューブラ電解の上にコンプレッサー基板を載せた

変調トランスの隣にある1000μFチューブラ電解の上にコンプレッサー基板を載せた

 当該4号機のコンディションは上々で、AM/FM変調ともオリジナルRJX-601らしい深みのある渋い送信音を奏でます。RJX-601どうしで泣き合わせをすると丁度よいのですが、今どきのDSP機で受信するとガサつき感、高音コモリは否めません。ハンドマイクの使用が前提なので、設定としては正しいと思うのですが、固定機でリニアを押すとなると、やはり物足りません。他の601同様、AF段のコンデンサーはニチコンMUSEに替えたり、定数を変更するなどの改造は済ませており、オリジナルよりは低音、高音の伸びが改善されています。但し、石自体が古いのでSNの劣化、歪率の低下は避けられません。そこで、AF段の2SC945、2SC828を2SC1815GRに換装。トランジスタ交換に合わせNFB抵抗(R56番)も15k→56kに変更しました。周辺のカップリング・コンデンサに0.1μFタンタルが使用されていますが、これらは全て1μFのMUSE FGに換装しました。TR11の前段に、前回のブログ記事で書いたコンプレッサー回路を挿入。小型の基板ですが、実装スペースが無いので定電圧回路周辺の1000μF電解の上に両面テープで貼付けました。(ノイズは出ません)

 次にRFの最小出力の変更ですが、終段2SC1306近くのR103番 22Ωを56Ωに換装し、Lowモード出力を0.5w前後に抑えました。

VFO横にスタンバイピー基板を設置

VFO横にスタンバイピー基板を設置

 スタンバイ・ピーは前回の記事で書いた回路をFCZトランジスタ基板の上に実装し、なるべくコンパクトなサイズになるよう配置し、VFO横の筐体内側に両面テープで貼り付けました。ここは場所的にも誘導を起こしやすいので、VCC、PTTトリガーラインにトロイダルコアを挿入、回りこみ対策としました。ON/OFFはVCCをランプ回路から取ったため、ランプのON/OFFと連動してスタンバイ・ピーもON/OFFする仕組みとしました。固定で安定化電源を繋いで動かすので問題ないでしょう。

 CALは50.000MHzに固定されていますが、今どきAMは50.500以上、FMも51MHz以上なので既に無意味。これも他機同様に51.000MHzに変更。CAL用の水晶29.000MHz→30.000MHzに換装しました。

単3乾電池仕様に変更

単3乾電池仕様に変更

 この際、単2仕様から単3仕様に変更。今どき、単3アルカリ電池、NiMH電池の性能は侮れません。RJX-601開発当時の単2Neoハイトップ電池の性能を凌駕します。軽量化にも貢献するので、やっちまいました。w

 

 

 

 以上で作業は終了。

変調音の変化

 一言でいうなら、理想のAM変調に近づいた感じです。FMよりもキレイな変調を奏でています。FMはナロー化してかなり寂しい音になってます。コンプレッサーのスレッショルドは低めに、コンデンサーマイク使用を前提とした設定に調整しました。スタンバイ・ピーも少々控えめに(したつもり笑)。

リニアに接続

 HL-66Vに接続してテスト。流石に3wモードだとAMはダメです。(FMはOK) 0.5w化したLowモードAMではキャリアで約9w、最大変調時20wになりました。RJX-601のHiFiエキサイタ化、「第一弾」は取り敢えず完了。
いずれリニア自体に手を入れて終段コレクタ変調、球のプレート・スクリーングリッド変調に挑戦したいと思います。

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