週末、例によってCCB局と3.5MHzでラグチューしていた時のこと。当局ターンで送信中に、FTDX3000Dの”Hi SWR警告”が点滅し始め外部SWR計の針も急上昇する事態が発生しました。直ちに送信を中止しUHFへQSY。交信終了後にアンテナ周りをチェックしました。エレメントには問題は見受けられず、CG-3000を取り外し屋内で検査することにしました。

右端のパワーリレーから炭が飛び散って基板が汚れている!


右端のパワーリレーから炭が飛び散って基板が汚れている!

 CG-3000の出力側にダミーロードを接続し試験したところ、SWRが収束するバンドと全く整合しないバンドがあります。これは何らかの異常が発生しているとみて間違いなさそうです。

 中を確認するためネジを外している最中、ゴムパッキンの隙間から強烈な異臭が漏れました。明らかに何かが燃えた匂いです。恐る恐る蓋を開けてみると、写真の抵抗とリレー1個が焼損していて、特にリレーの焼損は強烈。

 複数個あるリレーの内、端のリレーだけが焼損していることから、ハイ・インピーダンス端で高電圧が発生したものと推察しました。入力側のR5抵抗の焼損は出力側から離れたところで発生していますが、リグ側からみたインピーダンス上昇による焼損と考えるのが妥当でしょう。

 どうやらプロセッサーは生きているようなので、修理は可能と判断しました。

 

 

 

 

リレーの焼け方が尋常ではない!!

リレーの焼け方が尋常ではない!!

 いったい何が起こったのでしょう。パワーリレーが壊れるとなると、余程の高電圧が掛かったとしか考えられません。出力側に異常な高圧が発生するとなると、高出力時に急激にSWRが悪化しインピーダンス上昇とともに電圧も上昇したとしか考えらません。

 CG-3000は200w入力に耐える設計であり、この日は100w程度でドライブしていたのでオーバーロードもありませんでした。釣り竿アンテナですので風が吹くとエレメントが大きく揺れます。この際、SWRが大きく上下することはありますが、この日はそこまで風は吹いていなかったと記憶しています。最近、アンテナの貼り方を少し変えましたが、それが影響しているのかもしれません。何れにせよ、インピーダンスの急変が故障の原因とみて間違いなさそうです。

 

R5も焼損!

R5も焼損!

 何れにせよ、このままで使用できないので修理することにします。まずは CG-3000 輸入代理店であるエレクトロデザイン社長の木下OM(JA8CCL)に相談することにしました。

 OMには昨年末にも3.5MHzで長時間に渡りCG-3000の活用法に関してレクチャー頂いたので、これ幸いでありました。

 OMによると「SWR=1.5以上で自動的に再チューニングを始めるので、その際に高出力で送信しているとリレーを焼損する恐れがある」とのことでした。CG-3000は10w程度でのチューニングを推奨しています。この様なロジックで故障に至ったということでしょう。

 

 「正常送信 (100w)」→「何らかの理由でSWRが不安定に」→「SWR=1.5を超え再チューニング開始」→「チューニング動作中に高インピーダンス点=高電圧発生」→「リレー焼損」というプロセスでしょうか。何れにせよ、少々センシティブな扱いを強いられるといことのようです。木下OMが以下の留意点を纏めて下さいました。

  • 数秒でチューニングできるアンテナ  全く問題ない
  • 10秒以内でチューニングできる    使えます、天候が急変したら、再チュー ニングします
  • 10秒以上 20秒以内         使わない方が良いでしょう
  • 30秒以上              使ってはいけません

 交換部品もお手配頂くことになり何とか修理できる目処もつきました。実はこのHF36Fは国内入手が困難な中国製のリレーでして、富士通の互換品の入手自体も難しい状態です。

 上の冗長性も考慮し新たに一台、CG-3000を購入することにしました。(昨日、名古屋の電化パーツさんに注文したら今朝届きました・・w) 屋外ATUは、無線機メーカーのほかサードパーティー数社から販売されています。中でもCG-3000は耐入力、汎用性、価格において他社製品を凌駕していると評価しています。

 また。木下OMの的確なアドバイスとご配慮に心から感謝申し上げます。m(__)m

 

 

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