ヤフオクで落札したヤエスFL-2100Zと東京ハイパワーHL-150Bを弄ってます。前者は有名な真空管アンプで600w定格、後者は小型の半導体アンブです。何れも、CG-3000に合わせて200w PEPに仕様変更(改造)。FL-2100Zは定番中級リニアアンプFL-2100BのWARC対応版。 構造がシンプルで初心者の教材としても人気がたかく、未だに中古流通量が多い型式です。本来は200v電源で使用しますが、トランスのタップを変えれば100vでも使用可能。プレート電圧2400vで600wを発生します。

流通量豊富な定番リニアアンプ

 当局実験機では572Bの球ボケもなく、ほぼ定格出力を確認しています。これを200w化してTSSの保証認定を通そうという魂胆。 トランスの二次側タップは850v、640v、425vが出ていて、デフォルトでは850vに繋がっています。この状態でプレート電圧2400vですので、半分の425vに繋げばプレート電圧が1200vに下がり送信出力も半分にできるというわけです。このままではピーク300wになるのでALCの調整で200w PEPに設定します。

ファイナル交換で200w化

ノーマル仕様のHL-150BをFTDX3000から15wで押しているところ

ノーマル仕様のHL-150Bをテスト

 もう一台のリニアアンプHL-150Bも改造準備に入っています。こちらは半導体式リニアで、カタログデータでは10w入力で100w出ることになっています。定格100w/28MHzのパワートランジスタTHP120が2個プッシュプルで載っています。気持ち余裕のある2SC3240×2に交換、200w以上を得ようという話。この石もディスコン状態で中々入手が困難、海外のディーラーから入手することを考えていましたが、偶然ヤフオクで3個ストック(1個3.5K円)している業者を見つけました。 FL-2100Zは扱いやすい真空管式リニアアンプですが、電力消費も馬鹿になりません。殆ど熱損失?(笑)冬は良いのですが・・。 一方で、HL-150Bはドライブ電力10w前後と小さく、エキサイタ側を減力して使うためALC非作動領域での使用が前提となり、100w機をエキサイタとする場合はリミッティングアンプが必要です。 どちらも一長一短あるのですが、真空管、半導体、2種類の高周波増幅回路と向き合う楽しさを25年ぶりに堪能しております。

ダミーロードで確認中

THP120×2でも 15w in / 150w out @3.5MHz

 HL-150Bは改造しなくてもローバンドで 15w in / 150w out が得られました。THP120はコレクタ電流は最大25Aまで流せるので、まだまだ余裕があります。気になるIMDですが、同等品とされる2SC2879のデータシート見ると-25dBとの記載があります。このまま20wで押して200w得ても大丈夫な気がするので、石が壊れるまでは現状のまま使ってみてもいいかと。笑  それならTSSに通すまでもないのですが・・・。 いずれにせよエキサイタは10w~20wに抑えるので、リグ側のファイナルへの負担は軽減されそうです。

 興味深い映像を見つけた 2SC2879の出力を検証している動画がYoutubeにありました。周波数は分かりませんが、映像からはプッシュプルでドライブしている様子が伺えます。平均電力300w、ピーク580wという実証結果が得られているのが確認できました。

 2SC2879のデータシートの評価回路は非直線増幅なので額面通りとは行きませんが、7wで押して100w出る石であることがうかがえます。プッシュプルで直線増幅とした場合でも、15w in / 150w out 常用で問題なさそうです。
ベアフット100wと大差ないように思えますが、尖頭電力の底上げをしながらリグ自体を保護できるので、この方法は有効でしょう。

 因みに185wを超えると石が暴れだしました。やはり150w PEP以内で使ったほうがよさそう。なるほど型式通りでしたね。笑

スクリーンショット 2013-12-18 19.07.08

 そんな訳で2台とも200wチューンが目標。いずれも軽微な改造でアパマン仕様のリニアに変身できそうです。IMDのコトや電力諸費を考えると、やはり半導体リニアですかね〜。

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