FT-897の送信IFフィルタの特性の不思議が気になり、FT-817でも同様の事象が起こるのか検証してみました。当局所有のFT-817NDは外部電源接続時にキッチリ5w送信できるように調整済みです。FT-897の時と同じ方法でAF周波数の変移による送信出力の変化を測定してみました。すると意外な結果に・・・。

 スイープジェネレータ(PC)の出力をミキサーを経由しFT-817のマイク端子に接続します。測定周波数は7MHz帯で終端電力計を用いて測定。FT-817にはオプションフィルタを搭載していない素の状態です。FT-897Dは終端電力計の関係で50Wまで測定。結果を以下のグラフに纏めました。

縦軸=出力(W)  横軸=入力周波数 (Hz)2013/10/30 改訂

縦軸=出力(W) 横軸=入力周波数 (Hz)2013/10/30 改訂 基準入力レベル=1KHz ALC動作開始点(100%mod)

 897 vs 817、出力に大差があるので直接的な比較は無意味かもしれませんが、出力特性は明らかに違うようです。しかも、FT-897(N/A10W時)との比較では、低域の出力が拮抗している点は注目に値します。QRP機として、しっかり電波を出していることがグラフから伺える結果となりました。FT-897D(当局保有機)は低域が弱いですね〜〜〜。まったく???です。ダイナミックマイクで大声でがなり立てて、やっとピークパワーの半分くらいしか出てくれない理由が分かりました。スプリアス抑制の為でしょうか? 因みに、FTDX-3000やTS-940Sでは、100Hz付近から80%以上の出力が出てます。やはりコリンズ・メカニカルフィルターをIFフィルタに選択した方が低域が乗りやすいようですね。低域出力の立ち上がりが明らか(100Hz近く)に違います。どうしても理解できないのは、N/Aすなわちフィルタを介さない設定にしたときに、何故これだけ低域がカットされてしまうのか??そして、2.3Kのメカニカル・フィルタ介した時の方が低域が乗るって・・・? フィルタレスの状態が最も帯域が広がるはずなのに・・・。ALCの設定かもしれませんが。

※ 2013/10/30 データを再抽出したところコリンズフィルタの特性が少し変わりました。

 因み、INREDフィルターだとどうなのか? #726番あたりを入れてみたいですなぁ。

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