久しぶりにTS-940Sをラックから降ろしました。昨日来、原因不明のPLLアンロックが発生。各バンドとも送受信ができなくなっています。以前、PLL基板のコイルを調整した時は、コールドスタートから数分後にはPLLがロックするという事象が起きていましたが、今回は待てども症状は治まる気配がありません。これは本格的な修理が必要な時期に差し掛かったということのようです。

SPユニット・CATコントロールユニットの下にPLLユニットが隠れている

SPユニット・CATコントロールユニットの下にPLLユニットが隠れている

 上蓋を開け、スピーカーとコントロールユニットが収まっているケースを外します。更にデータ通信ユニットが収まっているケースを外すとPLLユニットが現れます。「それにしても昔のRigって中身ギッシリだな〜〜〜 先日修理依頼されたFT-897とは大違い」久しぶりにTS-940Sの中身と対面して、暫し下らない感傷に浸っている小生でありました。ケーブルの取り回しとか、ある意味芸術的です。感心するのは、これだけギッシリ詰まっているのに意外にもメンテナンスが楽なんですね。
むしろ、昨今のリグは修理箇所に辿り着くのが大変だったりします。FT-847なんて二度と弄る気がしません。(苦笑)
TS-940Sはユニット毎に基板が分散しているのメンテナンスが楽です。

 この状態でACコンセントを繋ぎ、電源を投入してみます。メンテナンス・マニュアルに従いRFプローブを充ててコイルを調整・・・。
「おや、全く発振していない? もしや・・・」
基板周辺のケーブル類・コネクタ付近を弄ってみると、なんとPLLがロックし各バンドとも正常に受信できています。
送信も問題ないようです。

この辺が怪しい

この辺が怪しい

 どうやらPLLユニット周辺のコネクタ接触不良が原因のようです。
取りあえずコネクタを外して接点を無水アルコールで洗浄。
基板も取り外して半田面を無水アルコールと歯ブラシで洗浄し、怪しい箇所を半田付けしなおしてケースに戻しました。
すると、今までの症状がウソのよう。
TS-940Sのスピーカーからイイ音でSSB変調が聞こえてきます。

 今回はPLL基板のみ洗浄して蓋を閉じましたが、近々全基板の洗浄に挑戦しようと思います。
TS-940Sは受信性能、送受信音質、安定度も現役の無線機と比べて引けをとりません。FTDX-3000に主役の座を奪われていますが、存在感ではダントツです。

 トランジスタは代用品がありますが、IC類はディスコン・パーツだらけ・・。
今のうち、ヤフオクで部品取り用の940でも漁っておきましょうかね〜〜。

 とりあえず、ホッとしましたぁ。

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